
今年は遅咲きだった上に咲いた傍から雨降りで、ロクずっぽ楽しめなかったのでちょい突発で金沢まで足を伸ばしてみました。

天候が読めなかったんで、今回はMZ-50を持ち出しませんでした。雨振りでの撮影後はメンテが面倒いのが、半端にデジタル化してるフィルムカメラの哀しい性。
雨に濡れた状態でメンテを怠ると、レンズ(厳密にはレンズとレンズの間に存在するスキマなど)がカビてダメになります。レンズガードを噛ませててもカビる時はカビます、というか寧ろ降雨時の撮影後はレンズガードとレンズの間に水分が溜まるんで外して陰干し。
再び使えるようになるまで、天気がよければ1週間~10日は放置かな。
実は亡父の遺品の中にミノルタ用のマミヤ製望遠レンズがあるんですが、コイツが度重なるメンテ不備でダメにしたレンズでして…本体が完全アナログだったんで油断してた部分もあります。
一応、降雨時の撮影後は丁寧に拭いてたし風通しの良い場所で保管してたんですが、大分古いレンズなもんで気付いたらレンズのスキマにカビが生えちゃいました。しかし除去しようにも(部品がなくて)如何にもならないといわれ、亡父が発見した十数年前から泣く泣く放置しております。
否まぁマウントは無事なんで、撮影そのものはできるんです。ただ、L判以上に引き伸ばすと映り込んだカビが見えちゃうから、コンクール用とかの撮影に使えないってだけの話なんですけどね(^^;
幸いにして天候はそこそこ良かったんですが、家を出た段階では読めなかったんで、今回はおうちの人のLUMIXを略奪する形でちよいちょいと撮ってみました。
今の精密機器って、撥水加工してなくても多少の降雨ではビクともしない。
この辺は流石“Made in Japan”です(・∀・)
あ、載せた画像は鯖等の都合により640*480→300*400で縮小してあります。

兼六園には松の木が沢山あります。
近場にある樹から散った桜の花びらがあちこちに散ってる訳ですが、この松も例外なく。
…恐らく完全に散ってから掃除するんだろうなぁ、などとヤボったい事を考えつつ撮りました(ぉ

東松照明氏の写真集に、やっぱり水に浮いてる桜の花びらって構図があります。確か『さくら桜サクラ 66』だったかな?
物凄い鮮烈な印象が残ってるんですが…まぁこれが素人の限界ですね(´・ω・`)

山桜や染井吉野とは違った趣きの、濃いい色の桜。
品種名控えるの忘れましたorz

紅白。
色目が薄く感じられたんで絞りをマイナスに振ったんですが、もう少し絞りをプラスに振っても良かった気がします。
この2枚、実はひっそり散った瞬間を狙ってるんですが、なかなか如何して難しい。
ちょびっとだけ散ってる花が写ってます。

別の場所ですが、こっちは判り易いかな?

桜ではありませんが。
摘んだお花が水に浸けてありました(ここが何処とはいいませんw)。
フィルムだと枚数の問題(というか寧ろ現像費を考えてしまって)無造作にバサバサ撮れないので、常に構図を考えて絞りを調整して…と、如何にして眼前の光景を旨くフィルムに収めるかという事に重きを置いてしまい、花そのものを楽しむ余裕はあまりなかったり。
端っから撮影する気のない二条城の夜間拝観でもない限り、場所やら構図なんかを選んでる時に眺めるのが“普段の花見”です。
しかし偶にはこういうラフなのもアリかなぁ…と思いつつ、風に吹かれて散る桜をぼんやり眺める昼下がりでした。
それにしても…。
散ってる桜を見ると、訳もなく泣きそうになるのは何故だろう。
あと「桜を見ながら氏ねる!!(超意訳)」と
叫んだ 詠んだ西行さんの気持ちがちょっと判る気がする。
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少なくとも墨染桜で画面下から競り上がってくる米弾から逃げ惑ってる間に気付くと詰んでたり、反魂蝶で蝶弾に轢き潰されるといった類の悲哀ではないとは思いますがw<取れた試がないorz
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